自動車の部品は、多くのセクションの人が協力して完成に至ります。
各セクションのそれぞれプロフェッショナルなスタッフが高い連携を見せることで、高品質で最先端の部品開発と製造を実現しています。ヒロタニのチームが商品ができるまで具体的にどのような役割を担っているかを紹介致します。
ヒロタニオリジナルの”環境にやさしい内製材料”を活用した商品の開発を担当しています。
商品を新たに世に出すためには、自動車メーカー様ごとに定められた様々な品質を満たす必要があります。その要求に対して様々な評価で確認を行い、問題がある場合は1つ1つ解決していく、という仕事をしています。
問題を解決するために素材メーカー様とディスカッションしたり、時には首都圏で開催されている最先端技術の展示会に行き情報収集したり、新しいモノやコトに触れる機会が多くある業務です。
自分が開発を担当した新しい商品が世の中に出て、実際に車に装着されているのを見た時が、開発者として一番嬉しい瞬間です。
新商品を完成させるまでには一回で思った通りにいかないことも多々あり、苦労することも沢山あります。ただ、他部署の方やメーカー様と協力しながら問題を解決し、世の中に自分が開発した商品が出ていくのを見届けられた時は、大きな達成感を得ることが出来ます。
私が担当している業務は、音響性能シミュレーション、材料評価、実車評価等の様々な手法で新規材料の音響開発を行っています。音響開発にあたって、原理原則をおさえつつ、常識にとらわれないよう心がけながら開発業務を行っています。
将来的には、お客様が欲しいと言って下さるような新たな価値を持った商品を生み出す事を目標に日々開発業務を行っています。
音響開発はすぐに成果が出るようなものではなく、失敗続きの日々を過ごす事も珍しくありません。そのような中でチームの人たちと試行錯誤を重ね、小さな成功を積み重ねながら目標を達成した際は非常にやりがいを感じます。
また、そのような開発業務を通して自分の成長を実感する事も多々あり、新規材料と共に自分も成長出来るような開発を行っていきたいです。
お客様からの品質・コストの要望に対して、合致した製品を提案する業務になります。よく営業という言葉でイメージされる、月ごとに売上ノルマを目指したりする活動とは異なり、お客様の要望に沿って仕様や価格の提案を行っていきます。私は主にマツダ様の内装で使われる防音・耐熱部品を担当しており、提案活動の中で出てくる課題に対してこちらの要望を伝えたり、双方の要望を両立できるような提案を行う活動をしています。
自己成長を感じる事がやりがいです。業務を行う中で、社内の業務内容を幅広く理解することが必要になりますし、専門用語なども多いため、はじめは内容を把握することが難しいとは思います。しかし、日々業務をこなし理解が深まる事で、お客様との調整が上手くいったり、今までにない気づきが出てきたりと、成長を感じる場面があると自身の励みになります。
バイヤーとして、より高品質な部品・材料を適切な価格で納期通りに購入できるよう仕入先と折衝することが主です。開発担当者・仕入先とともに材料の新規開発に携わったり、既に購入している部品の改良・改善を調整したりといった業務を担当しています。世界的に自動車は電動化へと移行し求められる性能が変わってきていますが、どのような要求でも必要な物が購入できるように挑戦していきたいです。
競合品に対抗する新規製品の選定を任され、仕入先と材料選定から調整したことがあります。新しい部品や材料を会社のアンテナのひとつとして発掘し、無事に量産製品へ採用された際にはうれしかったです。新しい物には失敗がつきものですが、数々の失敗を経た成功には何にも勝る喜びを感じます。社外とのやりとりが多いため最新情報を入手することができるのも楽しいポイントです。
内装天井の製品設計を担当しています。今はマツダ本社に出向し、3D-CADを使って製品データを作成するカーメーカーのデザイナーや開発の方の想いを具現化する仕事です。ヒロタニの商品開発テーマ『音・美・熱』の特に美を意識しながら心地よい空間づくりが出来るように仕事をしています。先輩方の成功や失敗を活かし自ら考え行動し出図後に設計変更ゼロ・手戻りゼロを目標に日々業務を行っています。
天井のデザインをコントロール出来ることにやりがいを感じます。乗員保護を目的とした人の頭が当たる角度を検証したり、居住空間や荷室空間の確保。また、生産要件や製品の剛性を確保するための形状を織り込みながらデザインをコントロールしています。今乗っている車もヒロタニの天井が付いているので、隣に彼女を乗せてドヤ顔でドライブをする。そんな妄想をしています。
生産技術2課の業務は、製品を生産現場にて生産できるように準備する事（生産準備）が主な業務です。
その為、他部署と関わる機会が非常に多く、コミュニケーションをしっかり取り業務を進めることが重要です。製品精度・作業工程にも深く関わる業務の為、後工程の負担を少しでも減らせるように業務に取り組んでいます。
自分の担当の部品が製品となって出来上がった時はとてもやりがいを感じます。
また、他部署やほかの会社の方たちと話をする機会が多く、自分のやりたいことをしっかりと伝える必要があります。相手側に自分の思いがしっかり伝わり、
打ち合わせがうまくいったときは自分の成長も感じることができてとても達成感があります。スキルアップのための資格等の様々な講習にも参加させてもらえるので確実に成長していける職場です。
生産設備では、製品を作り上げるための工場設備の生産準備業務を担っています。生産準備と一言で言っても内容は、新規設備の構想・製作・設置・既存の設備の改造など多岐にわたります。生産するモノによっても設備の工程がガラリと変わるので、それに合わせて人も高い知識と技量が求められます。ただ業務をこなすのではなく日々業務の中で勉強しながら知識・技術を自分のものに出来るように気を付けています。
生産設備の業務は基本的に経験したことの無い技術に挑戦することが多いです。初めて扱う制御機器であったり、見たことのないような電気部品などが次々と登場してきます。そんな中自分で試行錯誤してやり方を見つけ、それが成功したときはやりがいを感じることができます。未経験のことを学ぶ機会が多いので自分のスキルを伸ばすことができる仕事です。
品質管理では、お客様の要求を満足しているか、満足できる製品を安定して生産し、お客様に無事届けられているか等を精査し、管理しています。私の具体的な業務の一例としては、品質に関わる社内のルールをみんなが守れているか確認し、ルールが守れていなければ守るよう対策してもらう、ルールに問題があれば見直すことをしています。
仕事で気を付けていることは、ミスを注意された時、社内の人であってもお客様だと思って丁寧な対応を心掛けています。自分が気づけなかったことを気づいて連絡してくれることにまず感謝し、是正することで同じ手間をかけさせないようにします。
私の所属する生産管理係では、マツダ様などのお客様から頂く注文や内示情報を受注システムに登録し社内展開していく受注業務と各製造現場がその情報を活用して「生産計画、材料調達、帳票発行」などをするためのシステム導入と改善をするシステム開発業務を担当しています。受注業務では抜け漏れがないように日々の作業を運用記録で管理することでお客様にご迷惑をかけないように心がけています。また製造現場が生産をスムーズにおこなえる仕組みを意識したシステム導入に取り組んでいます。
2020年から新しい「生産管理システム」の職場展開に取り組んでいます。「生産管理システム」は製造管理で重要な生産計画をはじめ、材料や製品の入出庫管理などの様々なデータを蓄積するデータベースとしての役割も担っています。そのデータを生かせるように現場からの要望を聞きシステム開発者へ伝え意見を言い合い改善をしていく、みんなとのつながりを持って仕事をすることが楽しみでありやりがいにもなっています。
製造の業務は各部署と協力をし合い、完成品を作り上げる最終工程となります。お客様に求められている製品を納期通りに納める為、日々生産活動を行っております。製造と言ってもものを作るだけではなく、ものを作る為の設備のメンテナンス、作業を効率よく行う為の作業標準の作成など多岐にわたります。いかに安全で効率よくできるか、故障停止が無い設備にできるかを常に考えて業務に取り組んでおります。
製造業務は製造業の中で唯一製品を作る部署となり、最終工程としての責任が顕著に表れる部署でもあります。
そんな中で色々なトラブルが発生しながらも納期通り製品を納められたときはとてもうれしかったです。また、新規部品の立ち上がりの際の新しいものを形に変えていく工程は何度見てもわくわくしてきます。大変なことも多いですが、仲間と共に問題点を解決する達成感は格別です。
総務の業務は他部署とは異なりサービスを提供する相手がお客様ではなく社員のみなさんです。そして一言に総務と言っても業務の幅はとても広く、人事・総務・労務・法務・庶務・安全衛生、等々多岐にわたります。私が主に担当しているのは庶務業務です。
総務業務は基本的には出来ていて当たり前、やっていて当たり前という事が多く、出来ていなければ怒られるという厳しい環境ではあります。そんな中でも各種イベントの運営など、社員のみなさんに喜んでもらえた時などはやりがいを感じます。また、自分の知らない事でもやらなければならない事もあり、その時は大変ですが、知識が増え、出来る仕事が増えていくという事にも喜びを感じます。
